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Text File  |  1993-07-08  |  12KB  |  255 lines

  1.  
  2. ============================================================================
  3.  
  4.                      『秘密のBOOK』 v1.54   93/3/13
  5.  
  6.                             by MIYAZAKI / sugi
  7.  
  8. ============================================================================
  9.  
  10.  
  11. ----  BOOK.EXP とは  -------------------------------------------------------
  12.  
  13.   Oh!FM TOWNS がまだ Oh!FM という名称だった神代の昔,西方の極楽浄土から1本
  14. のプログラムが電話線の波に乗って辿り着きました。このプログラムを BOOK.EXP と
  15. いいます。
  16.   そのプログラムの作者は,LOOK,WINK,WHISPER といった TOWNS 基本ツール群と
  17. もいえるフリーソフトウェアの作者として知られる大阪の MIYAZAKI 師匠。実は,BO
  18. OK.EXP は,MIYAZAKI 師匠が通信ソフト WHISPER を作成するために試作した,ファ
  19. イルセレクタ+高速テキストビュアー(テキストファイルを表示するツール。先述の
  20. LOOK をはじめ,MS-DOS 上で有名な MIEL,WARP,TownsOS 上で動作するJ-TYPE,WST
  21. ype などがある)だったのでした。
  22.  
  23.   それから,時は流れ・・・・・・・・。
  24.  
  25.   Oh!FM TOWNS 編集部内で,お気楽なテキストビュアーとして愛用されてきたこの B
  26. OOK.EXP も,遅々とした歩みながら改造が企てられ,ただ編集部のマシン室でばかり
  27. 使われるのではもったいない,より多くの人に,この快適なツールを使っていただこ
  28. うという改革派が,BOOK.EXP に「秘密の BOOK 」という名称を与えて権力を握って
  29. きた王党派に闘いを挑むことになります(嘘120%)。
  30.  
  31.   ・・・・前置きが長くなってしまいましたが,とっても快適で高速なこのテキストビュ
  32. アー,あなたの TOWNS ライブラリに加えてあげてください。
  33.  
  34.  
  35. ----  使い方  --------------------------------------------------------------
  36.  
  37. 1.アイテム登録
  38.  
  39.   BOOK.EXP は,TownsMENU でアイテム登録しておいてください。起動時の状態を指
  40. 定する定義ファイル BOOK.CFG は,とりあえず BOOK.EXP と同じディレクトリに置い
  41. ておいてください。
  42.   また,TMENU.IF2 を活用されている方は,.TXT や .DOC という拡張子のファイル
  43. を TownsMENU のファイルモードからダブルクリックした場合に,この「秘密のBOOK」
  44. が立ち上がるように指定しておくといいでしょう。
  45.  
  46.       例)  DOC,00,20,E:\T_TOOL\BOOK.EXP
  47.             (E:\T_TOOL に BOOK.EXP を置いてある場合)
  48.  
  49.   なお,BOOK.EXP は,アイテム登録する際のパラメータに「-c{BOOK.CFG のフルパ
  50. ス(ファイル名含む)}」を指定することができます。
  51.  
  52.       例)  -cE:\T_TOOL\BOOK.CFG
  53.             (E:\T_TOOL に BOOK.CFG を置いてある場合)
  54.  
  55.   また,「-c」なしにファイル名をフルパス指定すると,BOOK.EXP はそのファイル
  56. を起動時に自動的に表示します。
  57.  
  58. 2.ファイルセレクタ
  59.  
  60.   アイテムをマウスでダブルクリックして BOOK.EXP を起動すると,まず,ファイル
  61. セレクタ画面が表示されます。
  62.  
  63. 〔ドライブ指定〕
  64.   左段にドライブ(A, B, C~Q)が表示されますので,マウスカーソルで表示し
  65. たいファイルのあるドライブを選んでください。
  66.   キーボードからは、“L”キーの入力でドライブ名入力ウィンドゥが開き、そこで
  67. ドライブ名(A~Z)を入力することでおこなえます。
  68.  
  69. 〔ワイルドカード〕
  70.   右段上部でファイルセレクタに表示されるファイルの拡張子を選ぶことができます。
  71.   指定は,左クリックしたものが複合的に選ばれるようになっています。
  72.   なお,BOOK.EXP 起動時にここに表示される拡張子は,定義ファイル BOOK.CFG を
  73. 書き換えることで変更できます。
  74.   また,中央のファイルセレクタ部のファイルをマウスで右クリックすると,その拡
  75. 張子をこのワイルドカード指定部に取り込むことができます。取り込んだ拡張子は,
  76. 逆にこの指定部でマウスの右クリックで消すことが可能です。
  77.   キーボードからは、“W”キーの入力でワイルドカード選択部にカーソルが出現し、
  78. 上下カーソルキーとリターン・実行キーでON/OFF選択が可能で、ESCキーの
  79. 入力で通常状態に戻ります。
  80.  
  81. 〔ソート条件〕
  82.   右段下部で,ファイルセレクタのファイル名のソート条件を選ぶことができます。
  83.       ソートなし
  84.       ファイル名    (ベース名優先+拡張子)
  85.       拡張子        (拡張子優先+ベース名)
  86. からマウスの左クリックで選んでください。
  87.   キーボードからは PF1キーの入力でメニューが現れ、上下カーソルキーで選択でき
  88. ます。
  89.  
  90. 〔ファイル表示形式〕
  91.   ファイルを1段で表示するか、2段で表示するかを選択することができます。
  92.   キーボードからは PF2キーの入力でメニューが現れ、上下カーソルキーで選択でき
  93. ます。
  94.  
  95. 〔ファイルセレクタ〕
  96.   中央の幅の広い部分がメインのファイルセレクタ部です。表示したいファイルをマ
  97. ウスで左クリックすると,そのファイルの内容が表示されます。
  98.   ファイル数が多く,1画面に収まらない場合は,ファイルセレクタ部右のスクロー
  99. ルバーをマウスで操作して表示させてください。
  100.   ディレクトリ移動も,マウスの左クリックで行います。
  101.   キーボードでは、上下カーソルキーでファイルを選び、リターンおよび実行キーの
  102. 入力によってテキスト表示に移行することができます。また、シフト+上下で高速カー
  103. ソル移動、コントロール+カーソルでスクロールが可能です。
  104.   また、ディレクトリ移動のショートカット機能として、“¥”キーでルートディレ
  105. クトリへ移動、“バックスペース”キーでひとつ上のディレクトリへの移動がおこな
  106. えます。
  107.  
  108. 〔終了〕
  109.   ファイルを選ばず,右上の〔EXIT〕と表示されたアイテムを左クリックすると,BO
  110. OK.EXP を終了します。終了/取消を聞いてきますから,確認してください。
  111.   この操作は、PF12キーまたは“Q”の入力によってもおこなえます。
  112.  
  113. 〔中止〕
  114.   ファイル選択中に、何も表示されていない部分で右クリックをすると、ファイル選択を終了してテキスト表示画面に戻ります。ただし、一度もテキスト表示をしていない場合は何もおこりません。
  115.   この操作は、ESCキーの入力によってもおこなえます。
  116.  
  117.  
  118. 3.テキスト表示画面
  119.  
  120.   ファイルセレクタ画面でファイルが選ばれると,このモードに入ります。
  121.   中央にファイルの内容が表示されますので,マウスでつまむ(左ボタンをクリック
  122. して上下に引っ張る)ようにしてスクロールさせてください(通信ソフト MOPTERM
  123. でおなじみの,いわゆる「猫の手」スクロールです)。
  124.   「猫の手」スクロールに感覚的になじめない,という方は,マウスを右クリックし
  125. てみてください。画面の左右の表示幅が縮まり,右にオーソドックスなスクロールバ
  126. ーが出現します。これで,上下に自由に画面をスクロールさせてください。もう一度
  127. 右クリックすると,ワイド画面に戻ります。
  128.  
  129. 〔キーボード操作〕
  130.   テキスト表示画面ではすべての操作をキーボードからおこなうこともできます。
  131.   テキストスクロールは、上下カーソルキーまたは“E”“X”キーで低速スクロー
  132. ル、シフト+カーソルキーで中速スクロール、コントロール+カーソルキーで高速ス
  133. クロール、前行、次行キーで超高速スクロールの4段階が選べます。
  134.   画面最上部のメニュー機能はPFキーで操作可能で、PF1 メニュー、PF2 書式、
  135. PF3 検索、PF4 外部コマンド、PF10 読み上げ、PF11 ファイル選択、PF12 終了、と
  136. なっています。
  137.   また、“Q”キー・ESCキーで終了、“F”で検索、“V”で改行記号表示切り
  138. 換え、“W”でテキスト先頭移動、“Z”でテキスト末尾へ移動、がそれぞれ操作で
  139. きます。
  140.  
  141. 〔ファイル名〕
  142.   左上のファイル名の部分を左クリックするとプルダウンメニューが出現します。こ
  143. こでは、現在表示されているファイルの名前を表示することと、BOOK.CFGファイルを
  144. 再読み込すること、BOOK.EXPのバージョンを確認することができます。
  145.  
  146. 〔書式〕
  147.   書式設定モードに入ります。
  148.       改行表示(V)           する/しない
  149.       コントロールコード(C) 整形表示する/しない
  150.       タブ展開(T)           しない/1カラム/4カラム/8カラム
  151.       行間隔(L)             16ドット/18ドット/20ドット
  152. が,それぞれ指定できます。指定が終わったら,〔決定〕を左クリックしてください
  153.   それぞれ、キーボードからのV, C, T, Lの入力でトグル切り換えができます。
  154.   なお,これらの書式の起動時の値は,定義ファイル BOOK.CFG で指定変更できます。
  155.  
  156. 〔検索〕
  157.   キーボードで入力した文字(漢字20文字以内)をファイル中から検索する,文字列
  158. 検索モードに入ります。
  159.         英大小文字の区別    区別/同一視
  160.         検索方向            ↑検索/↓検索
  161. を選ぶことができます。検索した結果,その方向(↑あるいは↓)にその文字列がな
  162. い場合は画面がフラッシュして示します。
  163.   終了は〔中止〕を左クリックするか,キーボードの ESC キーを押します。
  164.   なお,この文字列検索モードには,画面上の〔検索〕を左クリックするほか,キー
  165. ボードから“F”キーを入力することでも入ることができます。検索文字列入力後は,
  166. カーソルキーの↑か↓でその方向に検索することが可能です。また、シフト+上下カーソルの入力により、ファイル先頭/末尾からの検索をおこなうこともできます。
  167.   画面に文字列を発見した場合,その位置が検索ウィンドウと重なるようだと,自動
  168. 的にウィンドウが退避します。
  169.  
  170. 〔行カウント〕
  171.   BOOK.EXP バージョン表示の右にある  ??/??? という表示は,全体何行のうち,今
  172. 現在,何行目が画面の一番上にあたるか,を示しています。
  173.  
  174. 〔ファイルセレクタ〕
  175.   画面上部,右端から2番目の「FILE」と書かれたアイテムを左クリックすると,フ
  176. ァイルセレクタ画面に戻ります。
  177.   なお,一度ファイルを選んでその内容を表示した後,ファイルセレクタ画面でマウ
  178. スを右クリックするか,キーボードで ESC キーを押すと,BOOK.EXP を終了するので
  179. はなく,再度そのファイルの内容表示画面に戻ります。
  180.  
  181. 〔終了〕
  182.   右上の〔EXIT〕と表示されたアイテムを左クリックすると,BOOK.EXP を終了しま
  183. す。終了/取消を聞いてきますから,確認してください。
  184.   なお,この操作は,キーボードの ESC キー,実行キーにも対応しています。
  185.  
  186.  
  187. 4.起動時の設定
  188.  
  189.   定義ファイル BOOK.CFG をテキストエディタなどで書き換えることによって,BOOK.
  190. EXP 起動時の状態を設定することができます。
  191.   現在サポートされているものは以下の各項目です。詳しい設定のしかたは,添付の
  192. BOOK.CFG を参照してください。
  193.  
  194.   テキスト表示時のデフォルト設定
  195.       タブの展開サイズ          展開なし  1,4,8 タブで展開表示
  196.       改行文字の表示            あり/なし
  197.       コントロールコード表示    整形表示/そのまま
  198.       テキスト表示の行ピッチ    16dot/18dot/20dot
  199.       文字列検索時の英大小文字  同一視/区別
  200.       背景色のパレット          R,G,B値
  201.       文字色のパレット          R,G,B値
  202.       改行記号色のパレット      R,G,B値
  203.       改行色のパレット          R,G,B値
  204.       定速ボタン速度            スクロール速度
  205.       ONSEI.DIC のパスリスト    フルパスリスト
  206.       外部DOSコマンドの起動登録
  207.  
  208.   ファイル・セレクタのデフォルト設定
  209.       ファイル・ソート・キー    なし/ファイル名/拡張子
  210.       段組み表示                1段/2段
  211.       追加ワイルド・カード
  212.  
  213.   ※ ONSEI.DIC とは,この中に指定した文字列が表示された文字列と一致した場合
  214.      に,音声ファイルを読み込んで発声するというものです。詳しくは,通信ソフ
  215.      ト WHISPER のドキュメントをご覧ください。
  216.  
  217.  
  218. ----  謝辞・いいわけ -------- ----------------------------------------------
  219.  
  220.   この BOOK v1.54 はOh!FM TOWNS誌「太っ腹FD平成3号」に収録された BOOK v1.24
  221. のバージョンアップ版です。このドキュメントはそのときに編集某氏に書いてもらっ
  222. た(うーむ^^;)ものを今回手直ししたものなので、せっかく格調高くまとめられた文
  223. 章の雰囲気があちこちで破綻してます。うーむ、困ったもんだ。^^;
  224.   なにはともあれ、その節はご迷惑をおかけしましたが、ありがとうございました
  225. >編集某氏
  226.  
  227.   しかも、今回はお仕事が忙しかった関係もあってドキュメント・ソースともあま
  228. り整理されてない、なにやらぐしゃぐしゃな状態で情け無いのですが、以前配付し
  229. た v1.24 がかなりバグ入りだったこともあって、敢えて配付に踏み切りました。
  230.   今回時間の関係でインプリメントできなかった「キーアサインの変更」、「ワイ
  231. ルドカードのキーボードによる編集」、「TownsOS V2.1専用版(作者はいまだにTow
  232. nsOS v1.1をメインに使っているのであった)」、などの機能は途中までは作業が進
  233. んでいることでもあり、次回の配付のときまでには完成したいと思っています。
  234.   果たして次回があるかということのほうが問題かもしれませんが ^^;
  235.  
  236.  
  237. ----  無保証・著作権・再配布について  --------------------------------------
  238.  
  239.   本プログラムはフリーソフトウェアです。本プログラムを使用して発生した損害や、
  240. プログラムのバグ等の改修についてもいかなる保証もありません。
  241.  
  242.  また、本プログラムの著作権は MIYAZAKI ならびに sugi が保有しています。PDS
  243. (パブリック・ドメイン・ソフトウェア)ではありません。
  244.  
  245.   再配付の場合には、このディレクトリに入っているデータを改変せず、実行ファイ
  246. ルとドキュメントをセットで配付する限りは自由におこなっていただいて構いません。
  247.  
  248.  また、ソースも公開しますので、これを改造したカスタム版を作って配付なさって
  249. も結構ですが、その際には「改造版であること」「元著作権がMIYAZAKIおよびsugiに
  250. あること」の二点は明記してください。またその際には、可能な限りソースコードも
  251. 公開して欲しいと思います(強制はできませんけれど)。
  252.  
  253.  
  254.                                                      NAH00335  おしん / sugi
  255.